フェイスシーン
評価★ ★ (2.0)
価格 | 男性:3,000円/月 女性:無料 |
---|---|
運営 | 株式会社アスクリード |
ジャンル | 婚活アプリ |
ポイント
- 新進気鋭ベンチャーの婚活アプリ
- 後追いの強みはいずこ?
- これからの伸びに期待!
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フェイスシーンは株式会社アスクリードというIT系の会社が開発運営していて、既存の出会い系や婚活サイトとは無関係のベンチャーだ。
とはいえまったくの素人ということではなく、共同代表の甲谷 雄一氏が結婚相談所を富山県で経営していたらしい。
Androidマーケットの口コミでは…
「登録時に来店予約までさせられるみたいです。そんなガチなものは求めていない。あ、あとは起動時にブラウザに誘導されるんですが火狐だと永遠と読み込みし続けて起動しません。」
「登録するのに結婚相談所に行く必要あり。そんなとこ変な勧誘されそうで普通は行けません。ローンとか組まされそう。詐欺ですよ、これ」
と結婚相談所への誘導が指摘されていたが、現在はそのようなことはなく、アプリ単体で楽しめるようになっている。
その他、評判もまだあまりネット上には出てきておらず、果たして本当に出会えるアプリなのか不明だが、ひとまず実際に登録して中を見てみることにしよう。
Facebookアカウント必須の登録フロー
ペアーズやOmiaiと同じく、登録にはフェイスブックのアカウントが必須だ。
連携すると年齢がFBの登録情報から設定される。
そして居住地を選び、顔写真をアップロードすれば登録は完了となる…
のだが、写メは顔がハッキリと写っているものでないとダメで、これがけっこう厳格だった。
例えばマスクやサングラス、手などで顔の一部を隠していると、運営からNGをくらってしまう。
本人の写っていないペットや風景なんてもっての外だ。
さらに身分証の確認もメールのやり取りをするには必須で、そこで本人かどうか顔写真の確認も求められるという徹底っぷり。
(とはいえなぜか保険証の場合は任意でOK)
結婚相談所が出自の会社なので、本人確認をしっかりとしたいという姿勢の表れか。
写メ確認は原則24時間以内に行われるということで、登録してから数時間は待たされた。
人手の問題もあるとは思うけど、ここはもうちょいスピーディにやってほしいとこだ。
フェイスシーンで出会うための使い方
トップページは上の画像の左なんだけど、ここは会員一覧を表示させたほういいと思うぞ。
登録してきた人が何を見たいかというと、やっぱどんな人が居るかなので、登録後すぐバーンと女の子の顔を見せてテンションを上げるべき。
いやいや検索条件に合わない人を見せてもしょうがないからまずは検索ボタンでしょ?と思うかもしれないけど、ユーザー体験としてまず何のアプリなのかを肌で感じさせるべきだと思う。
あとは、婚活アプリにしては検索条件が少ないのも気になった。
男性的にはこれでいいかもしれないけど、女性は年収とか身長とか、もっと細かく絞り込みたいんじゃないかな。
(もしかしたら男女で表示させる検索条件を変えてるのかもしれないけど)
おっと、話がそれちゃったな。
それじゃあ肝心の使い方の説明をしていこう。
とは言っても、難しい操作は必要のないシンプルな設計になっている。
お相手を探す
まずはトップから好みの女性を探すところから始まる。
一見してサクラや業者がいないのが分かる、リアル感あふれる女性会員たちがずらっと並ぶ。
集客も大々的には行っておらず、運営の審査もきっちりやっているのだろう、冷やかしのいないガチな女子ばかりだ。
フォローする
そしていいなと思った子がいたら、まずはフォローしてみよう。
フェイスシーンはFacebookのように日記を投稿できるので、それが自分のタイムラインに流れてくるようになる。
だが個人的には、フォローしてる人以外の新着日記もすべて見れるようにしておくべきだと思う。
Facebookと違ってリアルの繋がりが前提じゃないんだから、ふと目についた日記から始まる恋だってあるかもしれないからね。
メッセージを送る
そして相手ともっと仲良くなりたいなと思ったら、個別にメッセージを送ってみよう。
ここで男性会員は課金が発生し、月3,000円を払うかどうかの決断を迫られる。
ちなみに既婚者が偽って登録した場合、50万円支払わなくてはいけないので、このアプリでの不倫はやめておこう。
フェイスシーンの退会方法
万が一、このアプリを辞めたいと思ったときは退会の手続きを行おう。
まずは画面上部タブの「その他」をタップし、「各種設定」を選ぶ。
そして「退会手続き」を選択し、アンケートに答えれば退会は完了だ。
ただし月額会員の料金は、別途GoogleやAppStoreで解除する必要がある場合があるので注意しよう。
管理人が考える当アプリの問題点
さて、使い方から解約方法までざっと説明してきたが、ここからは管理人のこのアプリに対するダメ出しとなるので、興味のない人は読み飛ばしてもらいたい。
(途中でもちょいちょい挟んでたけど…)
まず、プロフ充実度が低い会員が多いので、もっと運営から働きかけるべきだろう。
例えばプロフ充実度を%で表して、埋まってる人ほど上位に表示させるアルゴとか組んでもいいかもしれない。
今はログイン順か登録順か、表示順がよくわからないので、放置アカウントなのか、登録したばっかでプロフが充実していないのかもよく分からない。
そもそも個人のプロフページを表示して、最初に見せるのが日記というのもどうかと思う。
投稿してない人は空欄なので、例えプロフの自己紹介をしっかり書いていても、なんだかアクティブじゃないイメージを与える。
どうせフォローすれば投稿は流れてくるので、検索から遷移したらまずはプロフを表示させたほうがいいだろう。
あとは写真審査について、完了前でもフォローまでは出来るようにしたほうがいいんじゃないかね。
審査が長いのはもう仕方ないので、それを待つ間の離脱を避けるためには、ある程度の機能開放はしといたほうがいいと思う。
そして集客について、自社メディアとして下層ページに恋愛コラムを作ってるみたいだけど、あれなら辞めたほうがいいよ。
いやね、下層でメディア作って集客するって手法はオーソドックスだけど効果的だよ?
でもさ、あのクラウドソーシングで1記事1000円で集めたような記事じゃだめだよ。
会社ブログも読んでみたけど、こっちは個人の顔も見えてて、すごい熱も伝わってきて良いと思った。
でもこのコラムは、誰が書いてもいいような記事で、せっかくドメインパワー利用した下層ページでのメディアなのに、すごくもったいないと思うんだ。
結婚、男女の出会いって、すごく奥が深いよね?
結婚相談所を運営していた方がいるのであれば、それはもう管理人がいうのがおこがましいくらいに分かっているはず。
もっと現場感ビリビリ伝わってくるような、男女の苦悩、そして運営の苦悩が全面に溢れ出るような、そんな記事を管理人は読みたい。
最後に、このアプリのポジショニングの中途ハンパ感が気になった。
初期ユーザーのコメントで「結婚相談所への誘導だ」っていうのがあったよね。
あれ、逆にすごく斬新だと管理人は思った。
「従来の出会い系よりピュア方向に寄ったアプリ」って、戦国時代さながら熾烈を極めてる市場だよね。
ペアーズ、Omiai、タップル誕生、Tinder、Poiboy…大手や海外資本がバッチバチにしのぎを削ってバトルしてる。
コミュニティビジネスの肝は会員数な以上、ナンバーワンを取ったとこがその後も勝ち犬として伸びていくのが分かっているから、たとえ今は赤でも広告費をドッカドカ投下していくんだよ。
そんな中、あえてインターネット上からリアルである結婚相談所に落としこむというのは、戦略としてはアリだと思った。
アプリは全国にリーチできる商品だからマスを取りにいくのが普通なんだけど、そこをあえて実店舗ありきのローカルに徹するのか!ってね。
ただ今の月額制の婚活アプリじゃ、前述の猛者アプリたちとセグメントだだ被りだよね。
もっと思い切って料金を上げて仲介サービスを売りにした相談所よりにするとか(それでもノッツェとかオーネットとかいるけど)、ズラして戦ったほうがいいと思うんだよなぁ。
てなわけで運営さん、もし見てくれたら考えてみてね!!!
※追記
記事完成後に気付いたんだけど、リニューアル前はそういう方向で運営してたんだね…。
独身保証とか、首都圏以外のユーザーの料金が半年で100円とか、すごい尖ってていいと思うんだけど、ハードル高すぎて人集まらなかったのかねぇ…。
確かにマッチングお申し込み3,000円は高いけどね…。
実際にリアルで担当者付いてアポの段取りまでやってくれるのであれば話は別だけどさ。
うーん、やっぱ結婚相談所と協業してるってのが強みだったと思うから、そこを生かした方向でリニューアル出来なかったのかなぁと思う。
これじゃあある程度はアクティブに動くとは思うけど、そのうち撤退に追い込まれるような気がするんだけどねぇ。